元日より再開 毛利家のお正月展

毛利博物館（防府市多々良）では、１月２５日（日）まで企画展「毛利家のお正月」を開催中です。

人々は古くから季節の節目を祝い、行く末の幸せを願ってきました。それは江戸時代の大名家においても同様で、藩と家の繁栄・永続を願って、季節ごとに祝いの行事を執り行なっています。とりわけ１年の始まりとなる正月は最も重要な節目とされ、祖先の功績を示す佳例と呼ばれる品や、福を招き入れるようなめでたい品を飾って行事を盛り上げました。

本展では、一代で毛利家の勢力を大きく伸張させた戦国大名・毛利元就の所用とされる甲冑と軍扇、初代萩藩主の毛利秀就が朝廷より拝領した太刀とその拵などを配した毛利家伝統の「正月飾り」を展示。さらに、同館所蔵の毛利家伝来品から「三番叟・松竹飾図」（土佐光成筆）など、福を招く吉祥の意匠が描かれた由緒ある絵画や工芸品等も展示して、「毛利家のお正月」を紹介しています。

観覧時間は９時から１７時まで。観覧料は一般９００円、小中学生２５０円。なお、毛利博物館は１２月３１日（水）まで年末休館中で、新年１月１日（木祝）より開館して、以降は会期中無休となります。新年を迎えて、皆さんも毛利家の祝いの品々で福を招いてみませんか。

■問い合わせ

毛利博物館

０８３５‐２２‐０００１