家庭でできる!地震対策~わが子を守るために~

日本は世界有数の地震大国。災害が少ないと言われるここ山口県でも、今年2月から北部で頻繁に小規模な地震が起きています。その数なんと4000回以上。

いつ起きてもおかしくない地震に備えて、家庭でできる対策を今一度見直してみましょう。

被害を最小限に抑えるためには、日頃の備えが何よりも大切です。今回は、特に小さいお子さんをお持ちの方向けの記事となります。

普段できることを意識しよう

子どもに身を守る方法を教える

・ダンゴムシのポーズ(頭を守る)」を練習する。

・机の下に隠れる、物から離れるなどを遊び感覚で覚えさせる。

ダンゴムシのポーズ

普段から何が必要なのかを伝える

お子さんがバッグ等を持てるようになったら、着替えやお水、おやつなどを自分で準備させ、普段から何が必要なのかを把握させましょう。

逃げ場所を家族で決めておく

頑丈そうな机の下など、物や家具が倒れてこない場所を決めましょう。

「逃げる場所はここ!」とあらかじめ決めることで、いざというときに対応ができるようになります。

災害道具を事前に使ってみる

事前に使っておきたい主な災害道具

懐中電灯・ランタン⇒電池が入っているか?点灯するか?暗闇でもすぐ使える場所にあるか?
非常食・保存水⇒味見やアレルギー確認、賞味期限チェック
ポータブルトイレ⇒実際に組み立ててみる。家族に使い方を説明
モバイルバッテリー⇒充電済みか?スマホにつないでみる
簡易テント・毛布⇒室内で広げてみて設置手順を確認
ヘルメット・防災頭巾⇒サイズ調整・すぐにかぶれる場所に保管
笛・ライト付きキーホルダー⇒子どもが使えるか実践確認
屋内の安全対策

軽い物は上、重い物は下に置く!

高いところに重いものを置くのはNG。調理器具や食器を吊り棚などに収納するのは危険です。お腹より上の位置には落下してもけがをしないものだけを置きましょう。

家具を固定しましょう

本や食器の下に滑り止めシートを貼るのがオススメ。家具には耐震板や突っ張り棒をつけるのもgood👍

避難経路を確保

出口までの避難経路を確保しておくことが大切。特に玄関は大事なので、避難の邪魔になる不要な靴等は片付ける習慣をつけましょう。

備えあればうれいなし

昔からよくそう言ったものですね。

ここでは、あると安心なグッズを紹介します。

マザーズバック

「防災マザーズバッグ」は、赤ちゃんや小さな子どもを持つママ(またはパパ)が、災害時にすぐに持ち出せるように準備しておく非常用バッグのこと。子育て世帯には一般的な防災グッズに加えて、育児に必要なアイテムを入れておくことが大切です。

中身リスト(基本)

➀赤ちゃん・子ども用

・おむつ(3〜5枚程度)

・おしりふき

・ミルク(液体ミルクが便利)&哺乳瓶

・離乳食・おやつ

・スプーン・フォーク・紙皿

・授乳ケープ

・着替え(上下2セットほど)

・ガーゼ・タオル

・抱っこひも(両手が空くタイプが◎)

・ベビー用防寒具(帽子・靴下など)

・おもちゃ(音が出ないものがベター)

②衛生・健康用品

・母子手帳・保険証のコピー

・常備薬・体温計

・消毒ジェル・ウェットティッシュ

・マスク(子どもサイズも)

・生理用品

・救急セット(絆創膏・ガーゼなど)

③あると便利

・モバイルバッテリー・充電ケーブル

・レジャーシート

・防寒シート(アルミブランケット)

・ビニール袋(おむつやゴミ用)

・懐中電灯(ヘッドライト型が便利)

ポイント

普段使いできるバッグに常備すると◎
 →リュック型が両手が空いて便利。

定期的に中身を見直す
 →成長に応じてサイズや内容を調整。

家族の人数・状況に応じてカスタマイズ
 →兄弟がいる場合はそれぞれの年齢に合わせて準備を。

サブバッグの準備も検討
 →重くなりすぎるのを防ぐため、家族で分担するのも良い。

LEDライト

非常に省エネで、電池1本でも長時間点灯するLEDライトは防災にぶち向いています。

オススメの使い方

・各部屋に1つずつ設置:停電時、すぐに取り出せるように。

・家族人数分+予備を準備。

・子どもにも使いやすいものを:ボタン一つで点灯できる簡単操作。

・定期的に点検・電池交換:年に1回はチェック(防災の日など)。

アルミのレスキューシート

レスキューシート(別名:エマージェンシーシート、サバイバルシート他)は、体からの熱を逃がさず保温、雨風をしのぐ簡易カバーやポンチョとして、寒い避難所での寝具代わりに等、様々な場面で役に立ちます。

特徴

・とにかく軽くて小さい(重さ約50g程度)

・安価(100円ショップにもあり)

・何度でも使える(破れないよう丁寧に扱えばOK)

・子どもや高齢者にも簡単に使える

マルチツールorはさみ

はさみでも代用可能。

防災用として選ぶポイントとして、

携帯性重視
 ポケットや防災リュックに収まるサイズがベスト。

最低限の機能をカバー
 ナイフ、ライト、ホイッスル、カッターはマスト。

耐久性のある素材(ステンレスなど)

安全性
 折りたたみ機能やロック機構があると安心。

使い方がシンプル
 普段から一度使ってみておくのがおすすめ。

があります。

災害用トイレ※写真は袋タイプ

子どもは普段と異なる環境ではなかなかトイレができなかったりしますよね。

ですので、水が流れなくても便器に座って用を足せる、便器にかけて使う袋タイプがオススメ。

一緒に持ってると便利

・消臭・凝固剤

・トイレットペーパー(防水包装が◎)

・ウェットティッシュ

・手指消毒用アルコール

・プライバシー保護用のポンチョやテント

災害用トイレの作り方(一例)

用意する物はペットシーツ、45Lのゴミ袋、新聞紙。

①トイレの便座をあげ、ゴミ袋を2枚重ねて便座にかぶせる。
②ペットシーツを吸水面が外側になるように2つ折りにし、水がたまる場所に入れる。
③便座を下げて用を足し、ちぎった新聞紙を排泄物に重ねて上のごみ袋だけ取る

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