「やりたいこと」がなくても大丈夫!後悔しない仕事選びの基準を紹介

「やりたいことが見つからない」「今の仕事を変えたいけれど、何を基準に選べばいいか分からない」

このような悩み、ありませんか? 多くの人が直面する現代の悩みですよね。

選択肢が多すぎる現代では、「正解」を探すのではなく「自分なりの納得」を作るのがコツ。

仕事選びに迷った時に重視すべき基準と、今すぐできる簡単な自己分析方法をまとめました。

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仕事選びの優先順位ランキング

仕事選びにおいて、何が「正解」かは人それぞれですが、2026年現在の転職市場や意識調査(学情、doda、マイナビ等)に基づいた、「多くの人が重視している項目」の最新ランキングを参考に、社会人が仕事選びの優先順位として大切に考えることが多い要素について紹介します。自分の基準が世間とどう違うかを確認しながら、自分の「ゆずれない軸」を見つける参考にしてください。

第1位:仕事内容・職種(やりがいと適性)

ほとんどの人が意識する部分、何の仕事をするか?

「仕事内容・職種」はランキング1位になるほど重要ですが、範囲が広すぎて「何を基準に見ればいいか分からない」となりがち。「作業の内容」だけでなく、「その仕事が自分にどんな刺激を与えるか?」という以下の切り口で考えると、自分に合うかどうかがハッキリ見えてきます

〇日々の具体的な作業内容

職種名(営業、事務、エンジニアなど)だけで判断せず、一日の大半を「どんな動作」に費やすかに注目。

話す→交渉する: 営業、接客、コンサルタント、広報

作る→書く: エンジニア、デザイナー、ライター、調理

調べる→分析する: マーケティング、研究職、データサイエンティスト

整える→サポートする: 事務、秘書、経理、人事、カスタマーサポート

POINT:自分が「苦にならずにずっとやっていられる動作」はどれですか?

〇誰のために、何を扱うか?

対人(BtoC)::一般の消費者。感謝の声が直接届きやすい(販売、教育、医療など)。

対法人(BtoB): 企業。規模の大きな仕事や論理的なやり取りが多い(法人営業、コンサルなど)。

対モノ・情報: 機械やデータ。正確さや効率を突き詰める(製造、システム運用など)。

〇自分がどんな立ち位置で仕事をしたいか?

フロント(前線): 成果が数字で見える、変化が激しい、自分が引っ張る。

バック(後方支援): 組織を支える、ミスをなくす、周囲の役に立つ。

スペシャリスト: 特定の技術を極める、職人肌。

ジェネラリスト: 幅広くこなし、全体を管理する、リーダー・マネジャー。

「仕事内容」で失敗しないためのセルフチェック

➀「その仕事を1日8時間、週5日、3年間繰り返す自分」を想像して、絶望しないか?

②その仕事でミスをしたとき、「次はこう改善しよう」と前向きに思える対象か?(興味がないことの失敗は、ただの苦痛になります)

③その職種で得られるスキルは、他社でも使える「ポータブルスキル」か?

第2位:給与・年収

給与・年収は、単に「通帳に振り込まれる金額」以上の意味を持っています。2026年現在のインフレ状況下では、「額面の数字」だけでなく「実質的なゆとり」をどう見極めるかが、後悔しない仕事選びのポイント。

〇「額面」と「手取り」のリアルな差

求人票に書かれているのは通常「額面(総支給額)」ここから税金や社会保険料が引かれたものが、いわゆる「手取り」です。

目安→ 手取りは額面の約75〜80%

注意点→ 額面年収が上がっても、住居手当がなくなったり、残業代が「固定残業代(みなし残業)」として含まれていたりすると、時給換算での満足度は下がります。

〇給与の内訳(ベース給 vs 変動給)

例えば「年収500万円」でも、その中身によって安定性が全く異なります。

POINT☟

基本給:ボーナスや退職金の計算基準になることが多い。ここが高いと安定。

諸手当:住宅手当、家族手当、資格手当など。会社独自のルールが強い部分。

固定残業代:「月◯時間分」が含まれているか。超過分が別途支給されるか確認必須。

賞与(ボーナス):業績連動型の場合、景気が悪くなると年収がガクッと下がるリスクあり。

〇「今の年収」より「生涯年収」を左右する要素

目先の年収アップだけでなく、数年後の伸びしろ(昇給率)を見ることが重要!

昇給率: 毎年数千円しか上がらない会社と、成果次第で数万円上がる会社では、5年後に大きな差がつくよ。

退職金・企業年金: 2026年現在は、iDeCoや確定拠出年金(DC)の導入有無も、老後の資産形成に直結する重要な「隠れた給与」。

副業の可否: 本業の給与が停滞しても、副業で稼げる環境(スキルアップ支援や副業OKの社風)があれば、リスクヘッジになるよ。

〇可処分所得(残るお金)を最大化する視点

年収の数字を追うよりも、「自分の手元にいくら残るか」を考えよう!

福利厚生の活用: 例えば「家賃補助5万円」が出る会社は、年収が60万円高い会社(かつ補助なし)と同等の価値がある場合があります(税金面で補助の方が有利なため)。

物価と勤務地: 都会で年収を上げるよりも、地方でリモートワークをしながら固定費を抑える方が、生活の質(ウェルビーイング)が高いケースも増えています。

こういうのもアリ☟

失敗しないために、「逆質問」もアリ。面接の最後などで、以下のように聞くと実態が掴みやすくなるよ♪

・「御社で活躍されている同年代の方は、どのような評価軸で昇給されていますか?」

・「提示いただいた年収には、平均して月何時間程度の残業代が含まれていますか?」

・「(住宅手当等がある場合)受給するための条件や期間などはありますか?」

第3位:休日・ワークライフバランス

「休日・ワークライフバランス」は、単に「仕事が休み」というだけでなく、自分の人生をコントロールできている感覚を持てるかどうかが基準です。

2026年現在は、一律の「残業削減」から一歩進んで、個人の事情に合わせた柔軟な働き方が選べるかどうかが重要視されています。

「休日数」の裏側を確認

例えば、求人票の「年間休日120日」という数字だけで安心するのは禁物!

〇完全週休2日制 と週休2日制の違い☟

・完全週休2日制: 毎週必ず2日の休みがある。

・週休2日制: 「月に1回以上、週2日の休みがある週がある」という意味。年間休日が大幅に少ない可能性があります。

〇カレンダー通りか?

土日祝休み(カレンダー通り)なのか、シフト制(平日に振替)なのか。友人と会う、子供の行事に参加するといったライフスタイルに直結します。

〇長期休暇の有無

GW、夏季、年末年始にまとまった休み(5〜9連休など)が取れるか。

残業」の質とコントロール権

「残業ゼロ」が必ずしも正義とは限らない。大事なのは「自分でコントロールできるか」。

〇月平均残業時間

 「平均20時間」とあっても、「毎日1時間」なのか「月末だけ地獄の40時間」なのかで体感は全く異なります。

〇強制残業 vs 自主的残業

 自分の仕事が終われば帰れるのか、上司が帰るまで帰れない「付き合い残業」の文化があるか?

〇中抜け・時差出勤:

「子供を迎えに行くために1時間中抜けし、夜に1時間働く」といった柔軟な調整ができるか?

リモートワークと「居住の自由」

2026年、ワークライフバランスの最大の変化は「移動時間の削減」。

〇ハイブリッドワーク

 週2〜3日リモート、週2日出社といったスタイル。

〇フルリモート

 通勤時間がゼロになり、その分を睡眠や家事、趣味に充てられるメリットは計り知れません。

〇ワーケーション

旅行先で働くことが認められているか。山口県でこれが出来たら超優良企業。

休暇の「取りやすさ」と「質」

制度があることと、実際に使えることは別物なので注意。

〇有給消化率

会社全体でどの程度消化されているか?

オフの遮断(つながらない権利)

休日や深夜に、チャット(SlackやLINE)の通知がバンバン飛んでこないか。2026年、先進的な企業では「休日連絡禁止」を明文化する動きも広がっています。

特別休暇

バースデー休暇、リフレッシュ休暇、慶弔休暇など、私生活を尊重する文化があるか?

面接や口コミサイトで確認すべきこと

※チェックしてみてね

☑毎週土日は休めるか?(シフト制の場合、希望休は通るか?)

☑繁忙期はいつで、どのくらい忙しくなるのか?

☑そこで働いている人が有給をどれくらい取得しているか?

☑リモートワークと出社の比率は?(今後変わる予定はあるか?)

第4位 職場の人間関係・雰囲気

ランキングでは4位ですが、実は「離職理由」では常に1位を争うほど、仕事の継続に直結する重要な要素。

給与や休日が「条件」なら、人間関係は「環境の質」2026年現在は、特に「心理的安全性」が保たれているかどうかがキーワードになるよ。

「心理的安全性」があるか?

「心理的安全性」とは、「馬鹿にされたり攻撃されたりしない」と信じられる状態のことです。

〇ミスの扱い

ミスをしたときに「犯人探し」をするか、それとも「仕組みでどう防ぐか」を話し合えるか。

〇発言の自由度

若手や新入社員が、上司に対して「それは違うと思います」とフラットに言える空気があるか。

〇情報の透明性

会社の方針や決定プロセスがオープンにされているか? 隠し事が多い職場は、不信感から人間関係がギスギスしがち。

コミュニケーションの「密度」と「距離感」

人によって「心地よい距離感」は異なります。自分に合うスタイルを見極めるのがコツですよ♪

〇ウェットな職場

 飲み会が多い、休日もバーベキューをする、家族のような絆。 向いている人→ 孤独を避けたい、プライベートも含めて仲良くなりたい。

〇ドライな職場

 仕事は仕事、プライベートは別。ランチも一人で自由に。 向いている人 仕事に集中したい、プライベートに干渉されたくない。

〇非同期コミュニケーション:

チャットツールが中心。電話や会議が少なく、自分のペースで返信できる。

「誰」が評価され、重用されているか?

職場の雰囲気は、「どんな人が評価されているか」に如実に表れる。

〇成果主義

 数字を出す人が一番。実力があれば人間性に多少難があっても許容される(活気はあるが、殺伐とすることもある)。

〇プロセス・協調性重視

 周囲をサポートし、チームプレーを大切にする人が評価される(安心感はあるが、スピード感に欠けることもある)。

〇オーナー・トップダウン

社長の意向が絶対。雰囲気は社長の性格に左右される。

2026年の新基準:ハイブリッド下の「孤独感」対策

リモートワークが増えた今、「離れていても繋がっている感」をどう作っているかが大切。

〇雑談の機会

オンラインでも「雑談専用チャンネル」があったり、定期的な1on1(面談)で悩みを聞いてくれる仕組みがあるか?

〇オンボーディング

 新しく入った人が孤立しないよう、メンター(教育係)がついたり、チームに馴染むための工夫がされているか?

職場の雰囲気を見抜く、4つのPOINT☟

〇オフィス見学時の「挨拶」

 すれ違う社員が挨拶をしてくれるか、目は生き生きしているか。

〇求人写真の「本気度」

フリー素材ではなく、実際の社員がリラックスして仕事をしている写真があるか。

〇口コミサイトの「具体性」

 「人間関係が良い」という言葉だけでなく、「上司が話を最後まで聞いてくれる」といった具体的なエピソードがあるか。

〇面接官の「態度」

 面接官もその会社の「顔」です。こちらの話を遮らないか、圧迫感がないかを確認しましょう。

第5位 勤務地・リモート可否

ランキング5位の「勤務地・リモート可否」。場所の問題に見えますが、本質的には「自分の時間の自由度」と「固定費(家賃・交通費)」を左右する非常に戦略的な項目ですよ。

2026年現在は、一時期の「フルリモート一辺倒」から、「週数回の出社」を組み合わせるハイブリッド型が主流。より現実的な選択が求められています。

勤務地選びの視点

どこで働くかは、あなたの生活の質に直結。

〇通勤のコスト

往復2時間の通勤は、1年(240日勤務)で480時間(丸20日分)を移動に費やす計算になります。この時間を「読書や副業に充てる」か「満員電車で消耗する」かの差は、数年で人生に大きな開きを作ります。

〇居住地の選択肢

「出社必須」なら会社の近くに住む必要があり、家賃が高くなります。「リモート可」なら、家賃が安い郊外や実家、地方都市を選べるため、実質的な可処分所得(自由に使えるお金)が跳ね上がります。

〇転勤の有無

2026年、20代の約6割が「転勤は退職を検討する理由になる」と回答するほど、転勤リスクは嫌気されています。パートナーのキャリアや子育て、親の介護を考えると、「場所が固定されている安心感」は非常に強力なメリット♪

リモートワークの「種類」を知る

〇フルリモート(出社義務なし。日本全国どこでも住める)

向いている方→家族との時間を最優先したい、地方移住したい。

〇ハイブリッド週2〜3日出社。対面の相談と集中作業を両立)

向いている方→適度に人と会いたい、オンオフの切り替えをしたい。

〇原則出社(基本はオフィス。家庭の事情等がある時だけ許可)

向いている方→現場での学びを重視したい、仕事環境を自分で整えるのが苦手な方。

2026年の新基準:リモート環境の「質」

※単に「できる」だけでなく、以下のインフラが整っているかが重要

〇光熱費・備品手当

在宅勤務は電気代やネット代がかさみます。月数千円の「リモート手当」があるか?

〇評価制度

「オフィスにいる人が頑張っている」と見なされる古い文化ではなく、「アウトプット(成果)」で公平に評価される仕組みがあるか?

〇デジタルツール

SlackやZoomだけでなく、AI駆動の生産性ツールやドキュメント管理が徹底され、「出社しないと情報が手に入らない」という格差がないか?

勤務地・リモートで失敗しないための「逆質問」

求人票だけでは見えない実態を探ってみましょう!

➀「チームの皆さんは、平均して週に何回ほど出社されていますか?」

※ 制度があっても、実際は全員出社しているケースを見抜けます

②「リモートワークの際、コミュニケーションで工夫されていることはありますか?

※オンラインでの教育体制や、雑談の有無がわかる

③「今後、オフィス回帰(RTO)を強化する方針はありますか?」

※2026年、急に「明日から全員出社」と決める企業も増えているため、長期的な方針を確認しておくのが安全

仕事選びにおいて重視する基準

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仕事選びの優先ランキング、いかがでしたか? それらを踏まえ、今度は仕事選びの基準を考える際、大切にしたい視点を紹介します。

自分にぴったりの職場を見つけるためには、なんとなくで選ぶのではなく、「自分にとって譲れない軸」を言語化しておくことが大切ですよ。

➀好きといえる仕事かどうか?

「好きなことを仕事にする」というのは、多くの人が憧れる一方で、最も迷いやすいテーマですよね💦

感情的な「好き」だけでなく、「継続できる好き」かどうかを見極めるのがコツです♪

「対象」が好きか、「行為」が好きか?

〇対象が好き(コンテンツ愛)

「車が好きだからディーラー」「ゲームが好きだから開発」等の視点。これは「消費者の視点」に近いため、いざ仕事(生産者)になると「思っていたのと違う」となりやすい傾向があります。

〇行為が好き(プロセス愛)

「数字をいじるのが好き」「人と交渉するのが好き」「黙々とコードを書くのが好き」等の視点。仕事の時間の9割は「作業」です。この作業そのものに没頭できるかが、長期的な幸福度に直結します。

「苦にならないこと」を探す

プロの世界では、最初から最後まで「楽しい!」だけで終わることはありません。「好き」を深掘りするなら、「他の人にとっては苦痛だけど、自分にとってはそうでもないこと」を探してみよう!難しいけどね💦

・重い資料を読み込んで分析するのが苦ではない。

・初対面の人に声をかけるのが苦ではない。

・細かいミスを見つけるのが苦ではない。

この「苦にならない」という感覚は、あなたの天性の才能であり、結果として「好き」や「得意」に育っていく種になりますよ。

「嫌いな要素」がどれだけ混ざるか

どんなに好きな仕事でも、必ず「嫌な業務」は付いて回ります。

・「好きな絵を描けるけれど、納期が厳しすぎる」

・「好きな旅行に関われるけれど、クレーム対応がメイン」

この「好き」と「セットでついてくる嫌なこと」を天秤にかけたとき、耐えられるか?という逆説的な問いも有効。

自分の「好き」を言語化してみよう!

☑これまでの人生で、つい夢中になって時間を忘れた作業は何ですか?

☑その時、どんな役割(リーダー?サポート?分析者?)でいましたか?

☑その経験の中で、一番「快感」だった瞬間はどこですか?

②仕事を人に誇れるか?

「仕事を人に誇れるか」という基準は、単なる見栄ではなく、「自分の人生に納得感を持てるか?」というかなり深いテーマ。実は「他人からどう見えるか」という視点だけでなく、「自分の良心がどう反応するか」という内面的な視点も重要です。

・誰かを笑顔にしたい サービス業、企画、医療など

・知的好奇心を満たしたい 研究、エンジニア、ライターなど

・勝負に勝ちたい 営業、マーケター、トレーダーなど

「社会的価値」への誇り

※自分の仕事が、社会の負(困りごと、痛み、不便)を解決しているという実感。

〇誰かを救う 

「このサービスがなければ困る人がたくさんいる」と確信できるか?

〇誠実なビジネス 

誰かを騙したり、弱みに付け込んだりして利益を上げていないか?

〇次世代に胸を張れるか

 自分の子供や大切な人に「お父さん・お母さんはこんな仕事をしているんだよ」と、隠し事なく言えるかどうか?

「プロフェッショナリズム」への誇り

※職種や肩書きではなく、「自分の仕事の質」に対する自負

〇こだわりを持てるか

「ここまでやるのが自分の基準だ」という高いクオリティを追求できる環境か?

〇替えの効かない専門性

「この分野なら自分に任せておけ」と言えるだけのスキルを磨けるか?

〇誠実なプロセス

見えない部分で手を抜かず、職人としての矜持(プライド)を持てるかどうか?

「所属組織」への誇り

※「どこの一員であるか」という組織のブランドや文化に対する信頼

〇ビジョンへの共感

 会社が掲げる目標が、自分の美学と反していないか?

〇尊敬できる仲間

 周囲に「この人たちと一緒に働いていることが誇らしい」と思える同僚や上司がいるか?

〇ブランドの信頼性

 会社のロゴを見たときに、ネガティブな感情ではなく「信頼の証」だと感じられるか?

誇りの源泉を見つけよう!

あなたが「誇らしい」と感じる瞬間は、どちらに近いでしょうか?

A:多くの人から「すごいね」と賞賛されたり、認知されたりすること。

客観的な誇り(ステータス)タイプ: 有名企業、高年収、華やかな肩書き。リスクは他人の評価に依存するため、比較し続けると疲弊しやすい。

B:誰にも気づかれなくても、自分が納得のいく完璧な仕事を成し遂げること。

主観的な誇り(自己満足)タイプ:「自分は正しいことをしている」「この技術を極めている」という感覚。強みは、 状況が変わっても揺るぎにくく、長期的なモチベーション(幸福度)につながりやすい。

③生涯の仕事にできそうか

「生涯の仕事にできるか」という視点は、目先の条件を超えて「自分の人生と仕事をどう統合させるか」という、最もスパンの長い、本質的な問い。これを見極めるには、「安定性」のような受け身の基準だけでなく、自分自身が「変化しながら関わり続けられるか」という能動的な視点が重要となります。

飽きることのない「探求の余白」があるか?

30年・40年と続けるためには、その分野が「底の見えない深さ」を持っている必要があります。

〇スキルの奥深さ

 10年やっても「まだ先がある」「極めがいがある」と思えるか?

〇知的好奇心の継続

その分野のニュースや新しい技術を、プライベートでもつい追いかけてしまうか?

〇変化への対応

時代に合わせて形を変えていける柔軟な仕事か(例:単なる「作業」ではなく、本質的な「課題解決」であれば、AI時代でも形を変えて生き残ります)?

ライフステージの変化を受け入れられるか?

20代、40代、60代では、体力も、家族構成も、優先順位も変わります。

〇働き方の可変性

 若いうちはハードに、子育て期は柔軟に、シニア期は短時間で、といった調整が効く仕事か?

〇身体的負荷

体力が衰えても、経験や知識を武器にして戦える(=年を重ねるほど有利になる)仕事か?

〇ポータビリティ

 会社に依存せず、そのスキルさえあれば「どこでも、誰とでも」働ける汎用性があるか?

「自分自身の苦悩や経験」が価値に変わるか?

生涯の仕事にする最大のメリットは、「自分の人生そのものが仕事の質を上げる」状態になること。

〇人間としての深み

挫折や育児、介護などの人生経験が、仕事の説得力や深み(例:カウンセラー、コンサルタント、教育、クリエイティブなど)に直結するか。

自己一致

「仕事中の自分」と「素の自分」を使い分けすぎていないか? 偽りの自分を演じ続ける仕事は、どこかで限界が来ます。

社会から「必要とされ続ける」確信があるか?

自分がやりたくても、需要がなくなれば生涯の仕事にはなり得ません。

〇不変のニーズ

 どんなにテクノロジーが進化しても、人間が根源的に求めるもの(食、住、健康、つながり、学び、美、娯楽など)に関わっているか?

〇「あなた」である理由

 AIや他の誰かではなく、「あなたの感性や経験」が求められる要素がどこにあるか?

「生涯の仕事」を見極めるための質問

やってみよう! 

Q.もし、「明日から宝くじで10億円手に入って、働かなくても良くなった」としたら、あなたはその分野に何らかの形で関わり続けますか?

「全く関わらない」なら、それは生活のための仕事です。

「ボランティアでも、趣味としてでも関わりたい」なら、それがあなたの生涯の仕事(ライフワーク)の種です。

④社会貢献できるか?

「社会貢献」を仕事選びの軸に据えるのは素晴らしい視点やけど、実はこれ、「自分がどの距離感で、誰に、何を与えたいか」をはっきりさせないと、理想と現実のギャップに悩みやすい項目でもありますよ。

「直接的」か「間接的」か(貢献の距離感)

※自分が投げた石が、どこで波紋を広げているのを見たいかという違いです。

〇直接的(手触り感重視)

 目の前の困っている人を助ける。

・例: 医療、介護、保育、教育、カウンセリング。

・魅力: 「ありがとう」という言葉を直接もらえる。

〇間接的(影響力重視)

 仕組みを作って、より多くの人を支える。

・例: インフラ整備、ITシステム開発、行政、メーカー(良質な製品の供給)。

・魅力: 直接感謝はされなくても、何万人、何百万人の生活の「当たり前」を支える誇りがある。

「攻め」か「守り」か(社会への関わり方)

※社会のプラスを増やすのか、マイナスを食い止めるのかという視点

〇社会課題の解決(攻め)

未解決の問題に挑む。

・例: スタートアップ(新規事業)、SDGs推進、環境ベンチャー、地方創生。

・やりがい: 「新しい価値」で社会をアップデートする。

〇社会基盤の維持(守り)

 当たり前の日常を守り抜く。

・例: 公務員、物流、エネルギー、保守点検、警察・消防。

・やりがい: 「失われてはいけない日常」を背負う、高い公共性。

「事業そのもの」か「企業の責任(CSR)」か?

※仕事の内容自体が貢献なのか、会社としての姿勢が貢献なのかの違いです。

〇CSV(共有価値の創造)

「本業」で稼げば稼ぐほど社会が良くなる。

例: 途上国の雇用を生む貿易、省エネ家電の開発。納得感: 仕事をすることがそのまま善行につながる。

〇CSR(社会的責任):

本業で得た利益を社会に還元する。

・例: 利益の一部を寄付する、植林活動を行う、社員のボランティアを支援する。

・納得感: 会社が「良き市民」として振る舞っていることに誇りを持てる。

誰を「助けたい対象」に設定するか?

※社会貢献は範囲が広すぎるため、ターゲットを絞ると「自分の軸」が固まるよ

〇人

 子ども、高齢者、貧困層、マイノリティ、あるいは「働く人」全員。

〇地域

自分の地元、限界集落、発展途上国。

〇概念

地球環境、文化の継承、フェアトレード、動物愛護。

POINT☟

「社会貢献」を強く意識しすぎると、「自分が我慢すればいい(低賃金、長時間労働でも仕方ない)」という思考に陥りやすくなります。

本当の意味で社会に貢献し続けるためには、**「自分自身も持続可能(サステナブル)であること」**が不可欠です。適切な報酬を受け取り、心身ともに健康でいることが、結果として長く社会に価値を提供し続けることにつながります。

正しい社会貢献の形☟

あなたが一番「これが解決されたら、世界はもっと良くなるのに」と感じる不平、不満、あるいは「守りたいもの」は何でしょうか?

それをきっかけに考えると、あなたにとっての「正しい社会貢献の形」が見えてくるはず♪

➄向いてる仕事かどうか

「向いている仕事」。それは単に「できる」ということではなく、「無理なく、高い成果を出し続けられる状態」を指します。自分では当たり前にやっていることが、他人から見ると「すごいね」「よくそんなことできるね」と言われる部分に、向いている仕事のヒントが隠されています。

「苦労のコスパ」が圧倒的に良いか?

「努力=苦しいこと」と考えがちですが、向いている仕事とは、他の人が10の努力で達成することを、自分が3くらいの感覚で達成できる状態です。

〇精神的コスト:

他の人がストレスを感じる場面(例:大勢の前でのスピーチ、緻密な計算、孤独な作業)で、自分はあまりストレスを感じない。

〇習得スピード

 教わったこと以上のことを、なぜか感覚的に理解できてしまう。

〇集中力の持続:

気づいたら数時間経っていた、という「ゾーン」に入りやすい作業は何かを考える。

「強みの性質」を理解する(HITS分析)

「向いている」を構成する要素。

〇H (Habit / 習慣)

 無意識にやってしまうこと(例:つい整理整頓してしまう、つい人の顔色を察してしまう)。

〇I (Interest / 関心)

 頼まれなくても調べてしまうこと(例:ガジェットのスペック、最新の経済動向、人の心理)。

〇T (Talent / 才能)

練習しなくても人よりうまくできること(例:文章をまとめる、初対面で懐に入る、矛盾を見つける)。

〇S (Skill / 技能)

 これまでの経験で身につけた武器。

ここでのポイント☟

Skill(後天的なもの)だけでなく、H, I, Tといった「OS(生まれ持った性質)」に合う仕事を選ぶのが、本当の意味での「向いている」です。

「役割」と「環境」のフィット感

職種(営業、エンジニアなど)だけでなく、その中での立ち位置が向いているかも重要。

〇0→1(創る)

 何もないところから仕組みを生み出すのが向いている。

〇1→10(育てる)

あるものをより良く、大きくするのが向いている。

〇10→10(守る)

 決められたルール通りに、ミスなく継続するのが向いている。

「短所」の裏にヒントが!

自分では欠点だと思っていることが、別の環境では最強の武器(=向いている仕事)になることがよくあります。

〇飽きっぽい 

変化の激しい業界や、複数のプロジェクトを回す仕事に向いている。

〇理屈っぽい 

論理的な整合性が求められるデバッガーや法務、コンサルに向いている。

〇心配性 

リスク管理が必要な品質管理や、緻密な計画が必要なディレクターに向いている。

⑥やりたくない仕事は何か?

「やりたくない仕事」を明確にすることは、実は「やりたい仕事」を探すよりも現実的で、幸福度に直結するアプローチ。なぜなら、「やりたいこと」は環境や気分で変わりますが、「生理的に無理なこと」や「強いストレスを感じること」は一生変わらないことが多いからです。

動作・作業の「苦痛」を特定する

仕事の大部分を占める「具体的な動き」の中で、何が耐えられないかを探ろう!

〇コミュニケーションの質

・不特定多数への営業や電話が苦痛(飛び込み、テレアポ)。

・逆に、一日中誰とも話さない無言の環境が耐えられない。

〇思考のスタイル:

・答えのない問題を考え続けるのが苦痛(企画、戦略)。

・逆に、マニュアル通りに一字一句違わず進めるのが苦痛(事務、定型作業)。

〇身体的・環境的制約:

・満員電車での通勤、決まった時間の拘束。

・常にマルチタスクを求められるパニック状態。

価値観の「拒絶」を特定しよう!

自分の倫理観やポリシーに反することを、脳は「やりたくない」と判断します。

〇誠実さの欠如

「本当は良いと思っていないもの」を、言葉巧みに売らなければならない。

〇無意味感

「これ、何のためにやってるの?」と感じる無駄な会議や、形だけの報告書作成。

〇貢献の不在

 誰かを幸せにするどころか、むしろ誰かの時間を奪っていると感じる業務。

「嫌いな状況(ワースト・シナリオ)」を想定しよう!

過去の経験から、最もストレスを感じた場面を思い出してください。

〇人間関係のパターン

「威圧的な上司」「常に監視されている環境」「過度な飲みニケーション」。

〇評価の不条理

「数字だけで判断される」「頑張っても年功序列で無視される」「成果が不透明」。

〇生活との乖離(社会的期待との間に存在するギャップ)

「プライベートに仕事を持ち込む」「休日も連絡が来る」「常に納期に追われる」。

「やりたくない」の裏側にある「大切にしたいこと」

「やりたくない」は、あなたの譲れない価値観の裏返し。実は下のようなことなのです。

・やりたくないこと→実は大切にしていること

数字に追われたくない→プロセスや質を重視したい

・指図されたくない→裁量権・自由を持って働きたい

・競争したくない→調和や協力を大切にしたい

・地味な作業は嫌だ→変化や刺激、クリエイティビティが欲しい

やりたくないリストを作ってみよう!

ノートを用意して、以下の3つを書いてみよう!

【絶対NG】 これがあるなら、給料が高くても辞める(例:サービス残業、パワハラ体質)。

【できれば避けたい】 我慢はできるが、長くは続かない(例:長距離通勤、スーツ着用)。

【過去のトラウマ】 前職やバイトで「もう二度とごめんだ」と思った瞬間。

⑦究極の思考!あと1年で死ぬなら何をするか?

「あと1年で死ぬなら、何をするか?」という問いは、社会的な体裁、世間体、将来への不安といった「余計なノイズ」をすべて削ぎ落とし、自分の魂が本当に求めているものを見つけ出すための、究極の思考実験。

「時間」の使い道への誠実さ

1年という限られた時間の中で、あなたは「その作業」に命の時間を投じる価値があると感じるでしょうか?

〇受動から能動へ

「給料をもらうために時間を切り売りする」という感覚が耐えがたくなります。自分がその場所にいることに納得感(オーナーシップ)があるかどうかが、唯一の基準になります。

〇無駄の排除

意味のない会議、社内政治、形式的な報告書。これらに命の1分1秒を費やせるかを問うと、自分が本当に大切にしたい「本質的な仕事」が見えてきます。

「遺産(レガシー)」として何を残すか?

死を意識した際、人は「何を得たか(金・地位)」ではなく「何を与えたか(影響・記憶)」を重視。

〇誰の記憶に残りたいか

 家族、特定の誰か、あるいは名もなき大勢の人々。自分の仕事の結果が、誰かの人生を少しでも良くしたという確信。

〇作品としての仕事

 自分がこの世からいなくなった後も、形として、あるいは仕組みとして残るものに関わりたいという欲求。

「後悔」の逆説的アプローチ

死の間際に後悔するのは「やったこと」よりも「やらなかったこと」だと言われています。

〇挑戦のブレーキを外す

「失敗したら恥ずかしい」「生活が不安定になる」というリスクが、死という最大のリスクの前では小さく見えます。

〇自分を偽らない

「他人が期待する自分」を演じる仕事を続けることは、死を前にして最大の苦痛になります。「自分に嘘をつかない仕事」は何かを突きつけられます。

「日常」に宿る幸福の再定義

意外に、上の問いを突き詰めると「特別なこと」ではなく、「愛着のある日常の仕事」に辿り着く人もいます。

〇フロー状態

 1年しかないなら、一瞬一瞬が心地よく、没頭できる(時間を忘れる)仕事をしていたい。

〇関係性の質

「何をやるか」以上に、「誰と笑いながら働くか」が人生の豊かさだったと気づくケースも多い。

現実とのバランス

もちろん、本当に1年で死ぬわけではないので、生活の糧(お金)は必要。しかし、この問いは「100%生活のためだけの仕事」から、「数パーセントでも魂が喜ぶ仕事」へシフトするための強力な羅針盤になります。

〇究極の問い

 あなたが明日、人生の幕を閉じるとして。 今日の仕事(あるいは選ぼうとしている仕事)を振り返り、「自分は自分の時間を正しく使った」と微笑んで言えますか?

もしこの問いに対して、心のどこかが「チクッ」としたなら、それはどの部分に対してでしょうか?その「違和感」の中に、あなたが本当に選ぶべき仕事のヒントが隠れていますよ。

後悔しないために知っておきたい!やってはいけない仕事の選び方

仕事選びの基準についてご紹介しました。次に、やってはいけない仕事の選び方とその理由をご紹介します。仕事選びをする際には、複数の視点から慎重に考えることをおすすめします。

お金だけで選ぶ

仕事を選ぶとき、給料を見るのは当たり前ですよね。生活がかかっている以上、「いくらもらえるか」は無視できません。

問題なのは、給料が高い=正解」になってしまうこと。

高収入の仕事には、たいてい以下のような理由があります。

・長時間労働
・責任の重さ
・成果主義のプレッシャー
・人間関係の厳しさ

それらを理解した上で選ぶならいいですが、「数字」だけを見て飛び込むと、現場とのギャップに心が追いつきません。逆に、給与自体は高くはないものの、手当などの福利厚生が充実、残業が少ない他、給与以外の部分で豊かさを感じられるケースもあります

また、お金は「耐えられる理由」にはなっても、「続けたい理由」にはなりにくい。

「給料がいいから我慢できる」
この言葉は、実はとても危うい。

我慢には限界があります。
どれだけ高い給料でも、自分を否定し続ける環境には長くいられません。

逆に、
・感謝される
・成長を感じられる
・自分の価値観とズレていない

こうした要素がある仕事は、多少大変でも踏ん張れます。お金は、生活を支えるための土台。心を支えるものではないということを、忘れてはいけませんね。

お金「だけ」で選ばないための、1つの質問

仕事を選ぶとき、最後にこう自分に聞いてみてください。

この給料じゃなくても、私はこの仕事を選ぶだろうか?」。答えが「絶対にNO」なら、その仕事は、お金以外に自分を支える理由がない可能性があります。それに気づけるだけでも、仕事選びはずっと誠実になります。

好きという理由だけで選ぶ

「好きなことを仕事にしよう」。この言葉は、とても前向きで魅力的に聞こえます。

でも、「好き」という気持ちだけで仕事を選ぶことには、思っている以上に落とし穴があります。

なぜなら、仕事になった瞬間、その「好き」は純粋な好きではなくなるから💦

好きなことが、義務になる瞬間

・やりたくなくてもやる
・結果を求められる
・評価や数字にさらされる

こうなると、好きだったはずのものが、「やらなければならないこと」に変わります。この変化に耐えられず、「好きだったのに、嫌いになってしまった」という声を多く聞きます。

「好き」は動機であって、条件ではない

誤解してほしくないのは、「好きで選ぶな」という話ではないこと。

「好き」は、始める理由としては最高です。でも、続ける条件としては不十分。

・収入
・働き方
・人間関係
・自分の性格との相性

こうした現実条件とセットで考えて、初めて「好き」は仕事として成立します。

好きを守る

好きなことは、無理に仕事にしなくてもいい。

・副業にする
・趣味として続ける
・仕事とは距離を保つ

そうすることで、好きなままでいられることもあります。「好きだから仕事にしない」。それも、立派で賢い選択です。

職種や業界だけで選ぶ

「営業はきつい」「事務なら安定」「ITは将来性がある」「この業界はオワコン」。

仕事選びの場面で、こんな言葉をよく聞きます。そして私たちは、職種名や業界名だけで判断してしまいがちです。でも実は、仕事のしんどさや満足度は、職種や業界そのものでは決まりません。

同じ職種でも、働き方はまったく違う

「営業」と一言で言っても、
・新規開拓が中心の営業
・既存顧客をフォローする営業
・ノルマ重視の営業
・信頼関係重視の営業etc…

中身は会社ごとにまったく別物。

「事務」も同じです。
・淡々とルーティンをこなす事務
・調整や対人対応が多い事務
・責任の重い管理系事務

職種名は、あくまでラベルにすぎません。ラベルだけ見て中身を想像すると、ズレが生まれますよ。

業界のイメージは、かなり雑に作られている

業界イメージは、一部の大企業、目立つ成功例、過去の印象。こうした断片から作られています。

同じ業界でも、会社の規模、地域、経営者の考え方。これが違えば、職場環境は別世界になります。

「この業界はブラック」「この業界は安定」という言葉ほど、信用しすぎてはいけないものはありません。

求人票で見落としがちなこと

職種や業界に目が向きすぎると、本当に重要なポイントが見えなくなります。

例として、誰と働くのか、どんな価値観が大事にされているか、評価はプロセスか結果か、失敗したとき、どう扱われるか。これらは、日々のストレスに直結します。でも求人票には、ほとんど書かれていません。

「向いている仕事」を勘違いしやすい

「人と話すのが苦手だから営業は無理」「数字が得意だから経理向き」。

こうした判断も、職種ベースの思い込みです。

実際には、営業でも一人で考える時間が多い仕事、数字より調整力が求められる経理など、例外はいくらでもあります。

職種適性=仕事内容の一部でしかない、ということを忘れがちです。

見るべきは「仕事」ではなく「環境」

職種や業界よりも、優先して見るべきものがあります。

・その会社で、どんな一日を過ごすのか
・自分の強みがどう使われるか
・評価や裁量はどれくらいか
・しんどい時に、相談できる空気があるか

ここが合っていれば、職種や業界が多少イメージと違っても、案外やっていけますよ。

診断テストの結果で選ぶ

これ、結構大事です。診断テストって便利ですが、信じすぎると遠回りになることに💦

診断テストの結果で仕事を選ぶと、起きるかもしれないズレ

〇診断は「今の一部分」を切り取ったもの

診断テストが見ているのは、今の気分、今の価値観、質問文にどう答えたか。つまり、その瞬間の自分の一側面です。人は状況で変わります。年齢、環境、経験によって、向き不向きも変化する。それなのに、「この結果だから自分はこういう仕事」と決めつけてしまうと、成長の余地を自分で狭めてしまいます。

〇テスト結果は、責任を肩代わりしてくれる存在になる

診断結果に頼りすぎると、無意識にこう思ってしまいます。

「自分で決めたわけじゃない」「診断がそう言ったから」。

うまくいかなかったとき、結果のせいにできる反面、自分の納得感が育たない。仕事は、合わない瞬間が必ず来ます。そのとき支えになるのは、「自分で選んだ」という感覚です。

〇診断は「向いている」ではなく「それっぽい」

多くの診断テストが出すのは、厳密な適職ではありません。「性格傾向と相性がよさそう」「統計的に当てはまりやすい」「一般的な分類に近い」。

つまり、「それっぽい仕事」です。

でも仕事は、人間関係、会社の文化、上司との相性。こうした要素で、体感が大きく変わります。診断テストは、そこまで見てくれません。

〇診断結果に縛られると、可能性を閉じてしまう

「診断で向いていないって出たからやめておこう」。この判断は、かなりもったいない。診断が苦手とするのは、あくまで「現時点の傾向」です。経験を積めば変わること、工夫で乗り越えられることも、仕事にはたくさんあります。診断を理由に、挑戦する前から諦めてしまうのは、択肢を自分で減らしているのと同じですよ。

〇診断テストの正しい使い方

診断テストは、「答えではなく、ヒント」として使うのが正解です。

たとえば、なぜこの結果が出たのかを考える、当たっている部分や違和感がある部分を言語化する、「じゃあ自分は何を大事にしたいか」に戻る。

診断結果は、自分に質問を投げ返すための材料。そこから考えるのは、常に自分です。

「とりあえず」で決める

「今は選んでる余裕がない」「どこでもいいから早く決めたい」。気持ちはよくわかります。
でも「とりあえず」で選んだ仕事は、だいたい長続きしません。違和感を見て見ぬふりして入った職場ほど、あとから「やっぱり無理だった」となりやすいもの。急ぐときほど、何が嫌か、何だけは譲れないか。この最低限だけでも整理しておくことが大切です。

「楽そう」で選ぶ

残業が少なそう。責任が軽そう。怒られなさそう。一見魅力的ですが、楽=満足とは限りません。

成長を感じられない、評価されない、自分が必要とされていない感覚。

こうした状態は、静かに心を削ります。「楽かどうか」より、納得して頑張れるかを基準にした方が、結果的に続きやすい仕事になります。

自分を過小評価して選ぶ

「私にはこの程度が妥当」「どうせ無理だし」。こうした気持ちで仕事を選ぶと、本来の力を発揮できない場所に自分を押し込めてしまいます。完璧である必要はありません。でも、最初から自分にフタをしないことはとても大切。

後悔しないための自己分析のすすめ

仕事選びに迷ったら。「基準」をつくる自己分析という考え方。

「やりたい仕事が分からない」「条件で選んだはずなのに、なんだかしっくりこない」。そんな悩みを抱えたことがある人は、きっと少なくありません。
実は、仕事選びで迷ってしまう原因の多くは「選択肢が多いから」ではなく、「自分の基準がはっきりしていないから」。

そこで大切になるのが、「仕事の選び方そのものを決めるための自己分析」。これは、強みや弱みを探すだけの作業ではありません。「自分は、どんな基準で働くと納得できるのか」を言葉にすることです。

自己分析は「向いている仕事探し」ではなく「基準づくり」

自己分析というと、「適職診断」や「向いている仕事」を探すイメージを持たれがちですが、それだけでは不十分です。

本当に役立つ自己分析とは、どんな時にやりがいを感じるのか、どんな状態が続くとストレスになるのか、何を優先した時に後悔しにくいのか。といった、自分なりの判断軸を見つける作業です。

この軸があれば、仕事を選ぶときに「正解かどうか」ではなく「自分に合っているかどうか」で考えられるようになります。

仕事選びの基準をつくる3つの視点

①「好き・得意」より「続いた理由」を振り返る

過去の仕事や活動の中で、意外と長く続いたことを思い出してみましょう。

・なぜ続けられたのか?

・楽しかったポイントはどこか?

・しんどくても投げ出さなかった理由は何か?

これには、「好き」「得意」以上に、あなたの働き方のヒントが隠れています。

② ストレスの正体を言語化する

「何が嫌だったか」を明確にすることも、立派な自己分析。

・人間関係なのか

・スピード感なのか

・評価のされ方なのか

ストレスの原因が分かれば、「これだけは避けたい」という最低限の基準が見えてきます。

③譲れない条件を3つだけ決める

条件を全部満たす仕事は、なかなかありません。だからこそおすすめなのが、「絶対に譲れない条件を3つまでに絞る」こと。

例えば、

・生活リズムを崩さない働き方

・人の役に立っている実感

・自分の裁量があること

この3つが決まるだけで、仕事選びはぐっと楽になりますよ。

基準があると、選択に迷いにくくなる

仕事選びに正解はありません。でも、「自分で納得できる選び方」はつくることができます。

自己分析で基準が言語化できると、

・他人と比べすぎなくなる

・転職や配置換えにも冷静に向き合える

・「この選択でよかった」と思いやすくなる。という変化が生まれます。

自己分析は、一度やって終わりじゃない

価値観やライフステージが変われば、仕事の基準も変わります。だから自己分析は、人生の節目ごとにアップデートするもの。今の自分にとって大切なものは何か。それを基準に、仕事を選び直していいと思います。

そう考えるだけで、少し肩の力が抜けるはず。

自己分析チェック

※当てはまるものに ✓ をつけてください

【A】経験・行動編

□ 気づいたら長く続けていた活動がある

□ 任されると最後までやり切ろうとする

□ 一人で集中する作業が苦ではない

□ 人と関わる役割を任されることが多い

□ 自分から工夫した経験がある

【B】感情・やりがい編

□ 感謝されたときに強いやりがいを感じる

□ 成果が目に見えるとモチベーションが上がる

□ 誰かの役に立っている実感があると頑張れる

□ 成長を感じられないとつらくなる

□ 評価やフィードバックがある方が安心する

【C】働き方・環境編

□ 自分のペースで進められる方が力を発揮できる

□ チームで協力する環境が好き

□ 指示が細かすぎるとストレスを感じる

□ ある程度の裁量がある方がやる気が出る

□ 職場の雰囲気や人間関係を重視したい

【D】ストレス・NG条件編

□ 無意味に感じる作業が続くと消耗する

□ 理不尽な指示や評価が一番つらい

□ 常に時間に追われる環境は苦手

□ 我慢が当たり前の職場は合わない

□ 感情を押し殺す働き方はしたくない

【E】価値観・優先順位編

□ 仕事と生活のバランスを大切にしたい

□ 安定よりも納得感を重視したい

□ お金だけで仕事を選びたくない

□ 自分らしさを活かせる仕事がいい

□ 人として尊重される環境で働きたい

チェックが終ったら…

・✓が多い項目=あなたが大切にしているポイント

・特に多かった2〜3カテゴリが仕事選びのヒント

・「絶対に外せないもの」を3つ書き出してみましょう

例)

・人間関係が穏やか

・裁量がある

・誰かの役に立っている実感がある

この3つが、仕事選びの基準。

まとめ

仕事の選び方に、これが正解、という答えはありません。
家事や育児、家族のこと、地域との関わり。女性の暮らしには、仕事以外にも大切にしたいことがたくさんあります。だからこそ、「無理なく続けられるか」「自分の生活リズムに合っているか」という視点も、仕事選びの大事なポイントです。また、収入や安定、責任の重さに悩みながら、「このままでいいのか」と立ち止まる瞬間を経験したことがある男性もぜひご参考に。

働くという選択には、数字や肩書きだけでは測れない価値があります。顔の見える関係の中で、自分の仕事が誰の役に立っているのかを実感できること。それが日々のやりがいや、自信につながっていくこともあります。仕事選びに正解はありませんが、「今の自分に合っているか」「長く続けられるか」を考えることは、将来への大きな投資です。このまちで、自分らしく働く。その一歩を、焦らず大切にしていきましょう。

 

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