十朋亭維新館企画展 長州藩の資産運用を紹介

十朋亭維新館(山口市下竪小路)本館展示室では、7月1日(月)まで企画展「撫育方と越荷方~長州藩の資産運用~」を開催中です。

長州(萩)藩7代藩主・毛利重就は、18世紀中頃に「百姓御撫育(百姓を慈しみ育てること)」を標榜して検地(宝暦検地)を実施。

検地によって得られた増収分等を元手に、藩主直轄の特別会計部門である撫育方を発足しました。

撫育方は新田や港湾の開発などの営利事業に投資し、撫育方の出先機関として置かれた越荷方も廻船等に対する融資事業などを行ないました。

これらによる収益は、萩城内の御宝蔵で厳格に管理され、幕末期に長州藩の活動を支えたといいます。

本展では、長州藩の撫育方と越荷方の歴史を通観すると共に、幕末期に山口越荷方会所が置かれた萬代家との関連について紹介しています。

展示資料の一例は、「越荷方会所表札」「山口越荷方銀子箱」(以上、山口市歴史民俗資料館蔵)、「宝暦十二年田畑小村絵図」(山口大学図書館蔵)、「滝鶴台書扁額」(十朋亭維新館蔵)など。

前期(~5月20日)と後期(5月22日~)で一部展示替えがあります。観覧時間は9時から17時までで、火曜休館。観覧料は一般200円、小中学生100円。

■問い合わせ

十朋亭維新館

083‐902‐1688

Information

開催期間
開催中~7月1日(月)
開催地
十朋亭維新館(山口市下竪小路)本館展示室
問い合わせ先
十朋亭維新館 083‐902‐1688

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