山口市宮野ゆかりの男爵　木梨精一郎

９月２５日（水）から１２月１６日（月）まで、十朋亭維新館（山口市下竪小路）本館展示室で企画展「山口市宮野ゆかりの男爵　木梨精一郎」が開催されます。

木梨精一郎（１８４５～１９１０年）は長州藩士の家に生まれ、大村益次郎に兵学を学んだ後、戊辰戦争では東海道鎮撫総督参謀などを務めて旧幕府方征討に貢献。維新後は新潟県大書記官や長野県令（後に知事）等を歴任し、男爵・貴族院議員となるなど活躍しました。

精一郎の父・椙原治人（木梨彦右衛門）は山口市宮野地区に居を構え、同地には治人・精一郎父子の墓所が置かれています。

本展では、山口市との縁も深い木梨精一郎と木梨男爵家の歴史や業績を振り返ると共に、幕末維新期の関連資料や解説資料を通して精一郎の足跡を紹介します。

展示資料の一例として、「木梨邸図扁額」「木梨精一郎肖像画」「勲二等瑞宝章」「毛利敬親書和歌」（以上、個人蔵）、「大村益次郎宛木梨精一郎書状」（山口市歴史民俗資料館蔵）、「沙汰書（東海道鎮撫総督参謀仰付）」「勝安芳（海舟）書状」（以上、個人蔵、山口県文書館寄託）などがあります。

なお、展示は３期に分けて行なわれ、前期（～１０月２１日）、中期（１０月２３日～１１月１８日）、後期（１１月２０日～）で展示替えあり。観覧時間は９時から１７時までで、火曜休館。観覧料は一般２００円、小中学生１００円。

■問い合わせ

十朋亭維新館

０８３‐９０２‐１６８８